お菓子職人のこだわりそば 〜河口湖 承知庵〜

 異色ともいえる和菓子職人のそば。河口湖にオープンした『承知庵』は、お菓子の老舗『金多留満』の三代目が「最高の蕎麦を最高の器で味わってもらう」というおもてなしの形を実現したお店だ。看板ともいえる『承知庵御膳』、お店のこだわりは全てこのメニューに凝縮されている。蕎麦をはじめ十穀米のゆば丼、小鉢、香の物。器は長野五輪のメダルを手掛けた伊藤猛氏の手による漆器である。
 漆箸で蕎麦を持ち上げると麺の平たさと尺の短さに気がつく。「一番良い味でつゆが絡むよう、そして食べやすいから。」とご主人。これもこだわりだ。その滑らかさ、そして十割蕎麦ならではのコシが存分に楽しめます。温かい田舎蕎麦には、地域の伝統ということできんぴらをトッピングし特製の辛味とともに提供。お蕎麦にこだわりを持ちつつ、どこか自由な雰囲気がこのお店の味の特徴かもしれない。
 他にもメニューにはないが、そばおじやなどのあったかメニューも存在。数限定だが提供可能だとか。
そば処 承知庵
富士河口湖町小立3859-1 0555-83-3330 営業時間11:00〜売切次第(定休水曜)

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