かつての絹屋町をもう一度。織物全盛期の時代に吉田の問屋街として栄えた下吉田の絹屋町。この地区に残る古民家を利用して新たにオープンしたのが、日本料理の店『絹屋』です。
 玄関からカウンター、そして板場の一部は、かつて織物の取引がされていた土間。築百年を超える建物から歴史の香りが伝わってくる。「この雰囲気をまちづくりに生かそう」。そんな思いにより、昨年12月、このお店は誕生した。料理は基本を忠実に守った日本料理。伝統ある空間で気軽に和食を味わい、お酒を飲み、会話を楽しむというのが、同店の掲げるコンセプト。魚介を中心に季節ごとの一品料理も多く揃えているが、やはり二千円からのコースが一番のおすすめ。仕事を通じて全国を歩いてきた店長が、全国の旨い物を提供するとのこと。他にも「金魚」「ごりら」等々、新しい焼酎の飲み方もどんどん提案していくとか。
 今でも昔ながらのたたずまいが残る絹屋町地区。「この地区を盛り上げたい。一軒でも多くの若い方に参加してもらい、富士吉田を盛り上げたい」。人ごみで溢れるかつての光景を目指し、一歩踏み出したお店です。
日本料理  絹 屋
富士吉田市下吉田2-13-1
0555-24-8883
営業時間 17:30〜24:00 LO/23:00 

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