富士北麓タウン情報紙  NEWS-CS
2019年7月号 489号

味たい!粋たい!!

 大人の隠れ家的雰囲気を楽しめる本格イタリアン『ドラマティコ』が、今年4月より富士河口湖町で営業しています。
 オーナーシェフの山城千春さんは、県内ホテルで料理長としての経験も持つ。それら経験を活かした同店は、「劇的」を意味する店名の通り非日常を感じる空間を意識している。お皿も工夫したり料理によりお好みのナイフを選べたりと。女性ならでは視点で楽しみを演出する。ちょっと贅沢した気分を味わうのに最適だ。大人が楽しめるというコンセプトのため未就学児の入店はご遠慮を。
 野菜は契約農家から直送する八ヶ岳の有機野菜。これからの季節は夏野菜を中心とした料理がコースを彩ります。メニューは予約によるコースのみ。その日の仕入れや事前相談に応じてシェフが内容を組み立てる。何が出てくるか、というワクワク感を楽しんで欲しい。有名ワインや茶葉から選べる紅茶など飲物も充実。またランチタイムも2つのコースを用意しています。
 記念日など特別な日に利用したいお店です。20名程度の貸切パーティーも対応可。
OSTERIA DRAMMATICO

山梨県富士河口湖町船津5516-2(町民プール奥)
℡0555-25-7655 水曜定休
営業時間/(昼)11:30〜13:30LO (夜)18:00~21:00LO    

Soldier

 岐阜の酒蔵や大阪の酒販店での修行を終え、昨年10月より実家のお店に戻りました。本当は他の業種にも興味はありました。しかし就活に苦戦する状況の中、「こういう所もある。」と父から紹介されたことで、家業であるお酒に関係する仕事に進むことになりました。
 酒造りの現場や営業を通じ、お酒を取り巻く仕事が見えてきました。大阪時代には、前まで売れていた銘柄が流れの変化で急に売れなくなるという経験も。いずれ実家を継ぐ、ということも意識していたため、黙っていても売れるお酒に頼るだけではなく、自ら将来性のあるお酒を見出す大切さを認識できたのは大きかったです。
 現在は代表である父や母と共に,店の仕事をしています。酒屋の基本は一緒ですが、父達が地元で築いてきた信頼の大きさを実感する日々です。私は4代目に当たりますが、長年ご愛顧頂いているお客様・良い商品、働きやすい環境と既に素晴らしい環境が出来ています。ゼロからのスタートとは違うプレッシャーを感じています。
 現代の酒蔵では革新的技術が導入されており、情報共有も進んでいます。まずいお酒を見つける方が難しいです。味以外に酒蔵の考え方や姿勢なども、お酒を扱う際の重要な要素になっています。私も酒蔵と同じ目線でいたいと思いますし、作り手の思いをお客様に伝えられる酒屋でありたいと思います。そのためにもより専門性を高めつつ、誰でも気軽に利用できるお店を目指したいと思います。
地酒のモトヘイ
勝俣 竜平

出身 富士吉田市小明見
年齢 29才
趣味 バスケットボール
こだわり
   品質管理を大切に。預かったお酒を
  良い状態でお客様に渡す。

地酒のモトヘイ
富士吉田市小明見1-6-16 ℡0555-22-0082

街の灯 ~地域を支える商店たち~
 
 旅行が好きで日本各地のお店を回った。これがカフェ・ドリーム誕生のきっかけだとか。昭和60年のオープン前といえばお店の回りは田んぼだらけ。合併前の勝山村では飲食店も少なく、洋食のお店は村内第一号だった。村内ではまだ珍しかったドリアとパフェを前面に押し出したのは、都内ではすでに多くの洋食店でドリアが提供されており、「東京に近いこの地域なら受け入れられると考えた。」と店主・小佐野圭章さんは振り返る。国の減反政策により、開業直前から周りの田が次々とテニスコートに。コートを利用する社会人や学生が、食事や休憩にお店を利用してくれたことも、大きな追い風となった。
 田舎のカフェであっても東京並みに良い食材を使った。店の味を好きになったお客さんで飲食店は支えられる、ということを旅先の飲食店で学んだからだ。メニューもほぼ34年前と同じで、お客様も富士五湖地域からの常連さんが中心。継続の秘訣は「運が良かったことと人の縁に恵まれた。」と小佐野さんは言う。パフェやシェイク、フロートなどデザートも豊富。暑い日はぜひご利用を。
カフェ・ドリーム

山梨県南都留郡富士河口湖町勝山4822-1
℡0555-83-2040

県中小企業家同友会が富士山支部設立
6月に富士吉田市で設立総会開催。さらなる会員獲得を目指す

 県内の中小企業経営者で組織する『山梨県中小企業家同友会』が、6月21日に県内で5番目となる富士山支部を設立した。同会はこれまで甲府・南・北・東の4支部で活動していた。今回の支部設立により、大月市から富士山周辺までの広いエリアを範囲とする支部が誕生することとなった。
 中小企業家同友会は全国に支部を持つ経営者団体で、山梨県でも約320名の会員を持つ。「よい会社を作ろう」「よい経営者になろう」「よい経営環境をめざそう」を目的に掲げ、経営者同士の学び合いによる自立型企業づくりを目指す。 総会では、12名の経営者が富士山支部最初の会員として承認を受けたほか石田典義氏(㈱レインボーコンサルティング代表)を支部長に選任。初年度の活動テーマである「富士山に最も近い支部としての『価値』を見出す」という方針について意見を交わした。総会には県内支部から約30名が集まり設立を祝った。今後支部は毎月1回の例会を含め様々な活動を企画し、新会員の獲得を目指す。興味のある経営者はお気軽に上記事務局まで。
写真:設立総会の様子
山梨県中小企業家同友会
山梨県事務局:℡055-267-8165 mail:info15@yamanashi.doyu.jp


新たな富士山麓の名物『富士夏媛』
旬を迎え出荷の最盛期 ~富士吉田市 富士山アグリファーム~

 『富士山アグリファーム』が富士吉田市で運営する3つの農場で、夏いちごの収穫期を迎えている。3年前に地域の有志企業が集まりスタートした富士山麓のフルーツ栽培構想。フルーツ王国山梨の郡内版となる果実栽培を通じて、地域の活性化につなげるのが狙いだ。
 栽培されるのは北海道の「ペチカ」と佐賀の「ほのか」を交配させた新品種。富士山麓の気候に適しており日照時間と水も豊富なことから、加温・冷房を行わずハウスのみで栽培が可能になっている。粒が大きくてもみずみずしい甘さと酸味を誇り、香りも深いのが最大の特徴だ。
 このいちごは「富士夏媛(ふじなつき)」というブランドで展開中。高級品種でありまだまだ栽培数も少ないため、まずはケーキ店や地元ホテルを中心に販路拡大を図る。一般販売はしていないが、河口湖ハーブフェスティバルなどイベント時は直売を行うこともあるとのこと。栽培が順調に進めば、富士山麓が将来のイチゴ産地となるかも。
写真:ハウスの中で実る富士夏媛
富士山アグリファーム
富士吉田市上吉田2191(第一農園) ℡0555-73-8185

番組出演者による交流会を開催

 インターネットを通じて地域情報配信を行う『富士山スペシャルタイム』が、6月13日に過去出演者による交流会を開催した。同番組は“地域発見”と“人の応援”をコンセプトに2015年4月にスタート。現在も毎月2回
木曜日21時より、ゲストを招いての情報発信を続けている。今回の交流会は、6/21放送分が140回目を迎えることから、その記念として急きょ企画された。
 会場となった「anyplace.work」には、当日約20名の出演者が来場。それぞれの活動を話のタネに盛り上がった。「頑張っている人の活動を軸に、今後も地域の良さを発信できれば。」と同番組プロデューサーの園田重明さんも手応えを感じた様子だった。
写真:富士吉田の夜景をバックに交流会

写真コーナー


西桂中学校 音楽部 
 「どこにも負けない音楽を届ける」を目標に、11人で活動しています。吹奏楽コンクールはもちろん、地域の行事にも積極的に出演し、町の方々からも温かい応援をいただいています。人数は少ないですが、精一杯私たちの音楽が届けられるように、これからも頑張ります。




第4回富士山吉田口 手作り市×古本市 
  北口本宮浅間神社を舞台にしたイベントが6月8・9日に開催された。県内外から約90人の出展者が参加したほか中学生ボランティアによるスタンプラリーも開催。神社のパワーを全身に感じながら来場者はブース巡りを楽しんだ。

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